ウィーバー株式会社ウィーバー株式会社

ウィーバー株式会社

エンジニアがチェックする求人とは?~エンジニア向け求人票作成のコツ~

エンジニアがチェックする求人とは?~エンジニア向け求人票作成のコツ~

オンライン化が進む今、優秀なエンジニアの存在は必要不可欠となっています。
コロナウイルスの影響で自社の採用を停止または、縮小せざるを得ない企業も出てきている中、より優秀なエンジニアを採用することが求められるようになりました。

売り手市場による人材獲得競争の中でも、特にエンジニアの採用が困難と言われています。採用活動において、求職者と企業の最初の接点となる求人票は、応募を得られるか否かを左右する重要な存在です。今回はエンジニア向けの求人票を作成する上でチェックするべきポイントを紹介していきます。

転職時にエンジニアが企業に求めるもの3点

求人票を書く前にエンジニアへの理解が不足していると、エンジニアへの的確なアプロ―チはできません。
まずは、転職する際にエンジニアが企業に求める3つのことをチェックしていきます。

1,エンジニアへの正しい理解と評価がある

エンジニアは正しく理解や評価される環境を求めています。社内評価が低かったり、昇進がなかなかできなかったりする社風ではエンジニアにとって魅力的な職場とはいえません。

エンジニアを旧来の評価制度に無理やり当てはめていたり、人事・経営陣がエンジニアの給与や仕事を正しく理解していないまま人事を決めていたりすると、エンジニアからのエンゲージは得られないでしょう。
専門性の高いエンジニアの立場をしっかりと理解し、意見を聞き入れる姿勢を持つ企業であることが求められます。

2,スキルアップと成長ができる環境

エンジニアの多くは技術への好奇心が豊富で、自身の成長意欲が高いです。そのため、継続して学びスキルの幅を広げられる環境を求めています。優秀なエンジニアの存在があることも大きな魅力の一つになります。

また、近年のデジタル化の影響もあり新しい技術がどんどん開発されています。新しい技術に触れ学んでいける体制かどうか、バックアップしてくれる制度はあるかなどという点もチェックされています。

3,エンジニアが希望する開発案件と言語の種類

エンジニアと言ってもさまざまな種類があり、大きな業務内容の幅があります。エンジニアは今まで培ってきた言語スキルと、今後学びたい言語が明確です。そのため、企業の中で自分が希望する種類の開発案件や言語に携わることができ、自己実現できる職場を求めています。

こちらはエンジニアを対象にしたアンケート結果です。
エンジニアが求人票をチェックする際に最も重要視するのは、開発内容・言語、開発環境が圧倒的に多いことが分かります。

【アンケート結果発表】(paiza開発日記より)

以上を踏まえ、エンジニアを惹きつける求人票にはエンジニアが求める3つの情報が必要不可欠と言えます。

  • エンジニアに対する企業の姿勢
  • スキルアップにつながる環境
  • 開発案件・開発言語の明確な説明

+αで押さえておきたいポイント

社会的意義と事業の成長・安定がある企業か?

自身のスキルを最大限発揮したいと考えるエンジニアは多くいます。会社のミッションや事業が社会に貢献したり、社会にインパクトを与えたりするような事業であるか、アピールできる情報を盛り込むことも有効です!

※エンジニアの実態について詳しく書いた記事がありますので参考にどうぞ

以上の『エンジニアが企業に求めるポイント』から、具体的にどのような情報を求人票に落とし込んで行けばよいか説明していきます。

エンジニアが求人票でチェックしているポイント

スキルマッチしているか?

エンジニアは自分の持っている技術と、企業が求めるスキルがしっかりとマッチしているかチェックをしています。スキルマッチが起こらないようにするためにも、募集要項だけではなく、下記の点も詳細に記載する必要があります。

  • 開発する分野や、言語を明確に記載する
  • 技術情報(言語、フレームワーク、データベースの種類、環境)
  • 開発環境(主な技術スタック、フラットでワンストップな開発体制、業務の進め方)
  • 応募資格は「必須」と「歓迎」に条件を分けることで、募集要項の分かりやすさが向上

自分のバリューを発揮できる環境か?

新しい職場に入社後、今保有している技術でパフォーマンスを発揮することができると、その後の新しい学びもスムーズになると考えるエンジニアは多くいます。
常に新しい技術を学びたい、取り入れたいと考える思考のエンジニアだからこそ、まずは今自分が持っているスキルがすぐにバリューを発揮できるかどうか、確認できる情報を提示することが大切です。

  • 業務内容は概要だけでなく、実際に担当する業務を具体的に明記する
  • 業務内容紹介(具体的な情報も明記)
  • 開発環境(業務の進め方)
  • 参考記事を記載(自社ブログなどでできる限り多くの情報を提示)

例)メルカリ株式会社は自社の採用活動を積極的に行っています。ブログなどでエンジニアが取り組んでいること、研修制度などを数多く発信しています。

メルカリの「人」を伝える”mercan”

企業としての魅力をしっかり書く

自社の魅力としてアピールできる項目は積極的に提示しましょう!
仕事環境や社風・福利厚生の他にエンジニア向けに発信したい、企業としてのバリューや魅力をアピールできる情報を含めることが大切です。

  • 最新技術の導入に積極的か
  • 優秀なエンジニアがいるか
  • 技術向上のための教育体制、研修制度が整っているか
  • 社外への技術情報発信に積極的か
  • 他部門とどのように連携して開発を進めていくスタイルか
  • エンジニアが正しく評価されているか(評価制度、評価方法、評価の頻度など)
  • 仕事環境(勤務務時間、フレックスの可否、リモートワークの可否、会社PCのスペック、服装、休暇制度など)
  • 事業紹介』では、会社と事業のビジョンをまとめ、今後の展望や姿勢など、企業としての魅力になる情報も提示
  • 業務内容』では、会社が技術面で目指すビジョンを示し、どのような戦略をもって技術を推進している会社なのか分かるようにする

バリューフィットを書くことは、企業の求人に対し、マッチしていない応募者からのセルフスクリーンにもなります。カルチャーや社風、仕事環境など、求人票には情報が多いかなと思うくらい盛り込む方がエンジニアには響きやすいです。

例)株式会社DeNAのエンジニア向け採用サイト。
自社プロダクトや、エンジニアのサポート環境、キャリアパス、エンジニアのインタビューなど、エンジニアの知りたい情報がしっかりと盛り込まれています。

ENGINEERING OUR FUTURE

エンジニア向け求人票作成における問題点と解決策

エンジニアの募集求人でよくあるNGな求人票の書き方を紹介します。

求人票内の情報に矛盾点が多くある

求人票内の情報に矛盾が生じている要因は、求人票を書いた人がエンジニアの業務内容を理解していないからです。
専門性が高いエンジニア職だからこそ、人事・採用担当者は技術への理解はある程度必要になってきます。しかし、分野・開発案件・言語の具体的な詳細や、どのポジションでどのくらいのスキルを持った人が欲しいということは、現場の社員でしか把握が難しいです。分からないまま書いてしまうと、情報があやふやで的確なアプローチができません。
そのため、現場社員や管理職のエンジニアと連携して求人票を作成することが大切です。

人事と現場が互いに求める人材要件などをしっかりとすり合わせをすること、技術のキーワードを意図的に入れること、技術トレンドや技術への姿勢を落とし込むことをポイントとして、求人票のクオリティーを高めていくことが大切です。

年収の幅は広く提示していませんか?

業務内容の他に、エンジニアがチェックしている部分として挙げられるのは待遇や福利厚生についてです。特に年収は、求めているスキルに対して年収の幅が広すぎると、「入社しても評価されないのではないか?」「何か矛盾があるのではないか?」と懸念されてしまう可能性が高まります。求人内容に合った年収設定をするようにしましょう。

不要な技術が必須要件に含まれている

求人票を作成するときに、1つの求人票で複数のエンジニアに響けばいいと思い、情報がぶれていることはありませんか?

主に3つの職種(経営戦略策定、開発、運用・保守)に分類されるITエンジニアは、事業開発のフェーズにより役割や専門分野があり、細かく分けられています。業務ポジションやターゲットに響く情報は求人内容によって異なるため、ポジションごとに求人票を作成するようにしましょう。

必要な人材に求める必須スキルや経験、バリューや業務内容をしっかりと入れこむことで、必要な要件をしっかりと満たした人材からの応募をより多く得れる可能性が高まります。

例)ヤフー株式会社のキャリア採用ホームページです。
地域と職種を選択できるようになっており、細分化されて求人票が作られています。

びっくりさせよう。日本も、あなたも。

「初心者歓迎」「スキルがなくてもOK」という表現は避けられる対象に

「とにかく応募の数を集めたい」という求人に見られがちなのがこちらの文言。
しかし、エンジニアから見ると「担う業務が重要な仕事として捉えられていない」、「エンジニアを大切にしていないのではないか」と受け取られてしまう可能性が高いです。
自身のスキルに自信があるエンジニアからは避けられてしまう危険性が増すため、要件によっては文言を変えた方がいいでしょう。

まとめ

求職者はWillに対して応募、採用担当者はCanで選考書類

転職活動において、求職者は基本的に企業に入社して何ができるか、どのように成長していくことができるかという、自分のこれから(Will)を想像・期待して応募します。

これに対し人事・採用担当者は、届いた応募者情報からスキルや経験をチェックし、自社の事業で何ができるか(Can)という視点から書類選考を行います。
つまり採用は応募する側と採用する側には意識のズレがあるため、基本的にマッチしにくいものなのです。

だからこそ、ミスマッチのないように明確に情報を落とし込むことが重要になってきます。
ミスマッチのないように求人票を作成するには、現場の協力を仰ぎ、人事と現場が連携して作成していくことがより良いエンジニアに響く求人票作成に繋がります。

ぜひ、今回のポイントを押さえエンジニア獲得の手段として求人票作成時に役立てていただければ幸いです。