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良い人材を採用するためのアプローチについて|もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第3話】

良い人材を採用するためのアプローチについて|もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第3話】

ヤンキー学生・太郎は自身が立ち上げた同好会のメンバーを集めるべく、就職セミナーの講師として大学にやってきていた人事・小里奈(おりな)のLINEを聞き出して募集チラシの校閲を依頼し、小里奈はしぶしぶそれを受諾する。

LINE経由で送られた募集チラシは予測を裏切り、企業の人事として日々求人の作成を行っている小里奈の目から見てもポイントを抑えた内容だった(第2話参照)。早速次の日、期待に胸を膨らませながら大学のサークル募集掲示板に貼りだしたのだが…


もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第3話】

ある日の午後。中途候補者の面接を終えた小里奈は自社の会議室で庶務を行っていた。すると突然、スマートフォンに命が宿ったのかと錯覚するほどにスマートフォンが揺れ動いた。何通ものLINEメッセージが入って来たのを目にやり、バイブレーションよりも大きな溜め息を吐いて画面に目をやった。

チラシの掲載を初めて1週間経ったのに全然希望者がこねーぞ!!

あんたの指示通り書いたのによ!やり方間違ってんじゃねーのか?!

なぁ先生よ!しっかり相手に伝える内容に書き換えたら効果が出るって言ったじゃねーか!

人事
人事

あー、やばい。。ご乱心だわ。。

メールに何件か問い合わせは来たけどよ!返信したらことごとく音沙汰なくなるしよ!

どうしたら良いのかわかんねーから、なるはやで返信求む!!

人事
人事

ああ。。こっちの時給も貰いたいくらいだわ。。



『今からお昼休憩に入るからちょっと待ってて』とだけ急ぎ返信をして、会社近くのカフェに入ると太郎から来ていたLINEをざっと見返した。


状況は分かったけど、実際に問い合わせは来た訳よね?どんな感じのメールが来て、どうやって返信したの??

『どんな感じの同好会なんですか』って質問されたから、『チラシを読んでもらえれば分かる!』って送った!

そしたら返信が来なかった、と

ああ

そりゃそうだわ

なんでだよ!

チラシを見て、少し興味を持ったからわざわざ問い合わせて、直接あんたに説明を求めて来てくれたのに『いや、チラシ読めよ』って言われたら『なんだこいつ??』って普通なるでしょ!!

・・・っ!

ぐうの音も出ないわね

俺が説明するよりも、チラシ読み込んで貰った方が内容理解しやすいだろうよ。。

良い?アプローチっていうのは、たった一つの要素だけでまかり通るものではないの

どういう事だよ?

チラシを掲載するっていうのもアプローチだけど、プロセスの一つにしか過ぎないって事よ

なんだプロセスって?チーズの事か?

おっと、まぁそうよね。。聞きなれない言葉を使った私が悪かったわ。

要するに、チラシを掲載する事は”ドアを設けた”に過ぎないって事。

『誰かいますか~?』ってドアを叩いてきた人に対して『表札見ればわかるだろう!』って言ったら怖くて逃げるに決まってるでしょ

ま、まぁそうだな。。

ちゃんとノックしてきてくれた人には丁寧に対応しないと。

今あなたは『面白そうな表紙だったのに、絵のタッチが好きじゃないから読みたくないと思われているマンガ』みたいな感じなのよ

お、おう。。あるよな、そういうマンガ。。

まずは問い合わせが来たメールに、改めてしっかり返信をしてあげる事。これはリスクの軽減でもあるの

どういうことだよ?

雑な対応された問い合わせ主が、他のところで『あそこの同好会にメールしたらぞんざい扱い受けたから、メールしない方が良いよ』って友達に言われたりしたら、噂が広まってスーパーカブ同好会には誰も寄り付かなくなる可能性があるじゃない

なるほど。。。

これを一般的にはレピュテーションリスクって言うの。特に今はネットの情報拡散も早いから、気を付けないといけないわ



レピュテーションリスク

企業などの評判やブランドイメージが低下することで様々な悪影響をもたらすリスクのこと


だからすぐにでもメールしてくれた人達に丁寧な返信をしてあげること

わかった。やってみる

あとはそうね、確かにチラシを貼りだして待っているっていう受動的な姿勢でいても、本当に相性の良い人が来てくれるとも限らないから、自分でアプローチしてみるのはどう?

「自分でアプローチ」?

そう

それってどんなやつだよ?

チラシ配り

えええええええ

能動的に、自発的に、良い人材を獲得するためには”探しに行く”のが採用の鉄則!

いやぁ、、えーっと。。。

どうしたの?

それだけは何とかなんねぇかな?

なんでよ。大学でチラシ配り禁止されてるとか?

いや、そういうんじゃなくってよ

だったら何?

俺人見知りなんだよ





いやまじでどの口が言ってんの?




同好会メンバーを見つけるため、太郎はチラシ配りをする事に!人見知り(?)の太郎はしっかりチラシを配る事ができるのか?!

次回に続く!

さいごに

今回は「良い人材を採用するためのアプローチについて」というテーマでしたが、いかがでしたか?

採用は自社に興味関心を持つ候補者を集める「母集団形成」というプロセスを踏みます。

母集団形成の手法は大きく分けて「受動的な手法」と「能動的な手法」の2種類。「受動的な手法」は求人広告のような求人情報を出して“候補者の応募を待つスタイル”のもの。対して「能動的な手法」は候補者にスカウトを出すなど“会社が自発的にアクションを起こす手法”です。

上記の通り「受動的な手法」と「能動的な手法」で人材へのアプローチの方法は異なりますが、自社に興味関心を持ってくれた母集団に対して”感謝と敬意”を込めて対応をするということはどちらの手法においても意識をしなければなりません。

そして応募をしてくれた候補者に対して丁寧にメールを打つ。そんなきめ細かなアプローチにより、候補者が会社に抱く印象をより良いものにすることができるのです。



文章・村木三 修(むらきみ おさむ)

2021年にライターとしてウィーバー株式会社にジョイン。現在は主に、自身の採用経験を活かしたHR関連のコンテンツ制作に従事している。