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結果を基にターゲットリストを定め直すことの重要性|もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第5話】

結果を基にターゲットリストを定め直すことの重要性|もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第5話】

ヤンキー学生の太郎は同好会のメンバーを集めるべく、就職セミナーで知り合った人事の小里奈(おりな)とLINEを交換する。

チラシ配り(スカウト活動)の甲斐もありメンバー1人を獲得。2人目、3人目の獲得に精を出すが結果は空振り。ずっと同じようにチラシを配っていても改善は難しいと判断した小里奈のアドバイスによって、太郎は時間帯と場所を変え、声をかける人も選びながらチラシを配ってみることに(第4話参照)。その結果やいかに。

結果を基にターゲットリストを定め直すことの重要性|もしも企業に勤める採用人事が大学生ヤンキーのサークル作りに協力したら【第5話】

先生のアドバイス通りに数日間チラシを配ってみたんだけどよ

あら、ご報告ありがとう。結果はどうだった?

サークルに入ってくれた人はいないんだけど

あら、そう。。残念ね。。

でも、授業終わりで時間がありそうな人とか、外でランチしてる人に声をかけたりして、話を聞いてもらえる機会は圧倒的に増えたな

良かったじゃない!結果を出すための改善がちゃんとできてるわよ!

いやー、でも結構ハードだな。。1ヶ月くらい毎日チラシを配っていれば、1~2人は入ってくれるかもしれないけどよ。すごい効率が悪いぜ。。

あんたも、“効率”なんて言葉使うようになったのね

なんだよ、使っちゃいけないのか?

いーや。むしろ沢山使ってくれて結構よ。今よりも状況を良くするために必要なことだからね

そんなもんなのか

でも確かに、チラシ配り以外の方法を探さないといけないかもね。あんたは体力ありそうだから良いけど、もう1人のメンバーは嫌気が差してきちゃうかもしれないしね。二人で配ってるんでしょ?

そうそう。一緒に配ってくれてて、笑顔で『大丈夫』とは言ってくれてるんだけどよ、まぁ億劫そうではあるよな

そりゃそうよね。同好会に入ったかと思ったら、メインのことは何もできずにメンバー集めばかりさせられていれば

先生、どうしたら良いかな?

うーん、そうね。一度1人目のメンバーである彼に詳しく話を聞くのはどう?

んん?何を聞くんだよ?

いまの状況で唯一結果が出ていることって、“彼が同好会に入ってくれた”ことだけよね?

そんなことないだろ!チラシだって作ったし、メールで連絡してくる人にもちゃんと丁寧に返信するようにしてるぞ!

それは分かってるんだけど、それって“メンバーを獲得する”目的に対しての必要な要素って訳であって、それ自体が目的ではないじゃない?

うん、まぁそうだな。。

“メンバーを獲得する”目的が達成した事例って、彼だけだと思うの

それは分かった。それで、何を聞くんだ?

この同好会に入ろうと思った経緯とか、趣味とか、これまで何やって来たのかとか、この同好会でやってみたいこととか、色々よ!

それは、同好会の活動の中で徐々に仲良くなっていくだろうし、いずれ聞いていこうとは思ってたけどよ

いまからもう彼に色々質問した方が絶対に良いわよ

なんでだよ?

彼のことを良く知って、その情報を基に彼と同じような性質を持った人に声を掛けたほうが、同好会に入ってくれる確率高そうじゃない?

た、たしかに。。

チラシに記載しているペルソナ、求める人物像って“同じ趣味を持っている人”くらいだったでしょ?」

ペルソナ とは

自社が採用したい“求める人物像”のこと。年齢、趣味、ライフスタイルなどの情報を基に設計を行う。本来は採用の要となるコンセプトの設計時点でペルソナを定める

うん、そうだな

その条件だけじゃ広すぎてチラシをいくら配っても足りなくなってしまった。じゃあどうするのか?それは“同じ趣味を持っていて、かつ同好会に入ることを決意してくれた人”と同じような意向を持っている人をターゲットにすること

なるほど!!

確実性の話をしている訳ではなくてね、あくまでも仮説として彼と同じような条件が整っている人は同好会に入ってくれると考えてスカウトをしてみると良いと思うのね。そのためにはまず彼を知らないといけないじゃない。声を掛ける対象を絞るためにはそういう決め方もアリだと思うわない?

たしかにそうだな

そう。だから詳しく話を聞くべきなの

ちょっと会話してみることにするよ!

うん!彼の話を聞いたら、もしかしたら狙う学部や学科が違うのかもしれないし、身長や体重が関係してくるかもしれないし、ターゲットは朝型ではなくて夜型なのかもしれないし、それはわからないけれど、チラシを配る大学内のエリアが絞れる可能性が高い。元々設計していたものに対して改善の余地があるのであれば、現場の声を吸い上げるのが一番

さっそく明日ご飯でも行ってくるわ!

いってらっしゃい!ついでに仲良くなってきなさい!

21時には家に帰らなきゃだから、まぁ18時くらいにはスタートするかな!

ん?夜何かあるの?

いや、21時までに帰らないとかーちゃん起こるからよ

あんた門限あるのっ?!!!!




チラシ配り(スカウト)の効果をより良くするために、メンバーのヒアリングを行うことにした太郎。果たして良い結果に結びつくのか?!

次回に続く!

さいごに

今回は「結果を基にターゲットを定め直すことの重要性」というテーマでしたが、いかがでしたか?

「母集団形成」のプロセスでは、アプローチする前に、ターゲットをリスト化する作業が発生します。

ターゲットのリスト化に際しては、どの程度のスキルや経験が必要なのか、年齢はいくつまでとするのか、などの“求める人物像”や“採用要件”に準じた選定が必要となってきます。

スカウトを行う中で思うように開封率が伸びなかったり、メールの返信が返ってこない場合は、文面や送信する時間帯以外に、そもそもスカウトを送る対象を見誤っている可能性があります。

その上でスカウトの成功を引き寄せるコツは「検証をすること」。

効果検証の結果次第では、上記のように原点回帰してターゲットの洗い出しを改めて行うことも大切です。そして洗い出したものをしっかりと設定することし、そのターゲットに対しての訴求内容を改めて検討していくことで、反響率の向上に繋げていくことができるのです。