不動産業界で新卒採用を行う中小・成長企業の人事担当者の中には、
- 「営業に向いている学生を採用したい」
- 「成長意欲が高い体育会学生に響く訴求が分からない」
- 「説明会や採用サイトで何を伝えれば応募につながるのか悩んでいる」
という課題を抱えている方も多いのではないでしょうか。
特に、営業志望で体育会出身の学生は、どの企業にも興味を持つわけではありません。給与や知名度だけでなく、自分が成長できるか、成果を正当に評価されるか、熱量の合う仲間と働けるかをよく見ています。
一方で、企業側の採用広報では、
- 「若手が活躍できます」
- 「成長できます」
- 「アットホームな社風です」
といった抽象的な表現にとどまりやすく、学生にとって魅力が伝わりきっていないケースも少なくありません。
そこでこの記事では、「成長意欲が高い営業志望の体育会学生」は企業のどんなところに魅力を感じるのか?を整理したうえで、不動産業界の新卒採用で押さえたい訴求ポイントを4つに分けて解説します。採用サイト、求人票、説明会、面接でも使いやすい具体例まで紹介します。採用広報の見直しにも役立ててください。
成長意欲が高く、営業職を志望する体育会学生は、部活動で培った「結果へのこだわり」、「行動力」、「忍耐力」、「継続力」、「チーム志向」を仕事でも生かしたいと考える傾向があります。
そのため、企業選びでも、単に「働きやすそう」「雰囲気が良さそう」という理由だけでは動きません。自分の強みが発揮できるか、努力が成果につながるか、挑戦できる環境があるかを重視する傾向があります。
特に、不動産業界の営業職は、目標達成意欲や行動量、粘り強さが成果に結びつきやすいため、体育会学生との相性がよい仕事です。だからこそ、採用時にはこの層が魅力を感じやすいポイントを的確に訴求することが重要です。
以下では、成長意欲が高い営業志望の体育会学生に刺さりやすい企業の魅力を4つに整理していきます。
「実力・結果主義の評価制度」に魅力を感じる
体育会の学生は、努力と成果が結びつく環境に慣れています。レギュラー争い、試合結果、記録更新など、比較的分かりやすい評価の中で過ごしてきたため、企業選びでも「何をすれば評価されるのか」を重視します。
そのため、不動産業界の新卒採用では、成果がどのように昇給や昇格に反映されるのかを明確に伝えることが重要です。年次ではなく成果を重視する仕組みや、行動量だけでなく成果まで見ている制度は、この層にとって大きな魅力になります。
訴求例としては、次のような内容が考えられます。
- 「年功序列ではなく、成果に応じて昇格・昇給が決まる評価制度があります」
- 「新卒1年目でも、成果次第で重要な商談や顧客対応を任せています」
- 「営業成績だけでなく、行動量や改善姿勢も評価対象としています」
ただし、「実力主義です」とだけ伝えるのは不十分です。学生によっては、厳しすぎる環境や放任を想像することがあります。したがって、「評価制度と育成体制をセットで伝える」ことが重要です。成果で評価する一方で、成果が出るまで支援する仕組みがあることまで示したほうが、魅力と安心感の両方が伝わります。
「挑戦・成長できる環境」に共感する
成長意欲が高い学生は、安定だけでは動きません。むしろ、「若いうちから挑戦できる環境」や、「早い段階で成長できる環境」に魅力を感じます。営業志望の学生であれば、「顧客と向き合い、自分で考え、試行錯誤しながら成果を出せる環境」を求める傾向が強いです。
不動産業界は、若手でも顧客対応や提案の機会を持ちやすく、成長実感を得やすい業界です。この点は採用広報でも強みになります。ただし、「裁量があります」という曖昧な表現だけでは弱く、どのような仕事を、どの段階で任せるのかまで伝えることが大切です。
たとえば、次のような訴求が考えられます。
- 「入社後の早い段階から、お客様との商談や提案に関われます」
- 「自分で仮説を立て、営業活動を改善しながら成長できる環境です」
- 「失敗して終わりではなく、振り返りを通じて次に生かす文化があります」
ここで重要なのは、「若手に任せる」こと自体ではなく、「任せたうえでどう育てるか」です。上司との振り返り、商談同行、ロープレ、定期面談など、支援の仕組みまで言語化できると、応募意欲を高めやすくなります。
「チームワークと熱量の高い組織文化」に魅力を感じる
体育会学生は、個人で成果を出すことだけでなく、仲間と目標に向かって努力することにも価値を感じています。そのため、企業選びでは仕事内容だけでなく、「誰と働くのか」「どんな雰囲気の組織なのか」も重視します。
不動産営業は個人数字のイメージが強い一方で、実際には上司や先輩の支援、チーム内での情報共有、成功事例の共有など、組織の力が成果に大きく影響します。ここをきちんと伝えることで、体育会学生との親和性を高めやすくなります。
訴求例としては、次のようなものがあります。
- 「個人の目標はありますが、チーム全体で達成を目指す文化です」
- 「上司や先輩が商談同行やロープレを通じて実践的に指導します」
- 「成果事例を共有しながら、チームで営業力を高めています」
ここで注意したいのは、「アットホームな職場です」という表現です。雰囲気の良さは大切ですが、成長意欲が高い営業志望の体育会学生に響きやすいのは、単なる居心地の良さではなく、「熱量の高い仲間と本気で高め合える環境」です。「仲が良い」よりも、「目標に本気で向き合う文化がある」と伝えたほうが適切です。
「営業職としてのやりがいが明確な会社」に共感する
営業志望の学生は、報酬や評価だけで企業を選ぶわけではありません。最近は特に、「自分の仕事が顧客にどんな価値を生むのか」を重視する学生も増えています。そのため、不動産営業のやりがいを具体的に言語化することが必要です。
不動産営業は、住まいや資産形成といった、お客様にとって重要な意思決定に関わる仕事です。単なる商品販売ではなく、顧客の状況や希望を整理し、最適な提案を行う課題解決型の営業であることを伝えると、営業職としての魅力がより伝わりやすくなります。
たとえば、次のような訴求が考えられます。
- 「住まいや資産形成など、人生の大きな意思決定を支える仕事です」
- 「お客様の悩みや将来設計に向き合い、最適な提案を行います」
- 「自分で考え、行動し、改善しながら成果につなげる営業力が身につきます」
「感謝される仕事です」といった表現だけでは抽象的です。「どんな顧客に、どんな価値を提供し、その結果どんな営業力が身につくのか」まで具体化したほうが、学生の共感を得やすくなります。
不動産業界の新卒採用で体育会学生に刺さる訴求をするなら、抽象語ではなく具体性が必要
ここまで見てきたように、成長意欲が高い営業志望の体育会学生が企業に魅力を感じるポイントは、主に次の4つです。
- 実力・結果主義の評価制度
- 挑戦・成長できる環境
- チームワークと熱量の高い組織文化
- 営業職としてのやりがいの明確さ
重要なのは、これらを「成長できます」「若手が活躍できます」といった抽象的な言葉だけで終わらせないことです。学生が知りたいのは、何をすれば評価されるのか、どれだけ早く成長できるのか、誰と働くのか、この仕事にどんな意味があるのかという点です。
不動産業界の成長企業は、本来こうした訴求と相性がよいはずです。だからこそ、採用で差がつくのは、魅力そのものよりも魅力の言語化の精度です。採用サイト、求人票、説明会、面接での伝え方を見直す際は、この4つの観点で整理していくことが有効です。
まとめ|「成長意欲が高い営業志望の体育会学生」の採用は、4点を軸に訴求を設計することが重要です
成長意欲が高い営業志望の体育会学生は、企業の知名度や表面的な雰囲気だけで応募を決めるわけではありません。自分の努力が報われるか、挑戦できるか、熱量の合う仲間と働けるか、そして仕事に意味を感じられるかを見ています。
そのため、不動産業界の新卒採用では、次の4点を軸に訴求を設計することが重要です。
- 成果が正当に評価される制度
- 若手のうちから挑戦し成長できる環境
- チームで高め合える熱量のある組織文化
- 顧客価値に向き合える営業職としてのやりがい
採用成功のためには、抽象的な表現ではなく、制度、成長機会、文化、仕事の価値を具体的に言語化することが欠かせません。体育会学生に刺さる訴求をつくるため、自社の魅力をこの4つの観点で整理してみてください。
新卒採用に課題を感じている企業様へ
私たちウィーバー株式会社は、お客様に課題を提案して並走するオーダーメイド型の採用支援サービスを提供しており、「成長意欲が高い営業志望の体育会系学生」の採用支援で実績があります。
- 採用戦略立案・採用計画立案
- 採用コンセプト設計
- 母集団形成(媒体選定・媒体運用設計・運用最適化)
- 選考プロセス運用支援
まで、一貫してご支援可能です。「成長意欲が高い営業志望の体育会系学生を採用したい」とお考えの企業様は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください!

東京都立大学工学部卒。株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社。人材紹介のIT企業担当、求人サイトdodaの広告制作ディレクターを経験後、Web広告ベンチャーに転職。Webサイトの広告ネットワーク事業を拡大し、執行役員に就任、採用責任者を経験。2017年、当社設立、代表取締役に就任。中小ベンチャー企業向けに人事採用コンサルティング・運用支援サービスを提供。9期目。プライベートでは1児の父、PTA会長。



