2009年創業の株式会社ジェクトワンは、「想像を超える『場』をつくり、あたりまえにする。」というミッションに沿って、不動産のソリューション事業やリノベーション事業、空き家事業を展開しています。ビジョンは「『空き家』を“AKIYA”に変えていく未来創造企業」。空き家解決サービス「アキサポ」では大物有名人を起用したテレビCMも放映し、「地域活性化や社会課題の解決に取り組む企業」としての認知も拡大しています。
弊社は2023年からジェクトワン社の新卒および中途採用を支援し、採用力向上のためさまざまな課題を提案。採用4Pの構築、ダイレクトリクルーティングの立ち上げから運用、採用ピッチ資料の改善、Webの採用ページ改善からインタビュー記事制作、社長や現場社員の撮影から動画制作などまで、オーダーメイド形式で多彩なサービスを提供してきました。
今回は、そんなジェクトワン社で人事を担っている鈴木さん、齋藤さん、末繁さんにインタビュー。採用にてどのような課題があり、なぜウィーバーを選び、実際にどのように進め、どのように評価しているかなど、ざっくばらんにお話を伺ってきました!
株式会社ジェクトワン 右から鈴木さん、齋藤さん、末繁さん(人事メンバー)
目次
決め手はウィーバーの柔軟性とスピード感。課題は新しい手法の導入とノウハウ蓄積だった。
ー 本日はよろしくお願いします。早速ですが、弊社ご支援前はどのような課題を抱えていましたか?
鈴木 1番は人手不足ですね。人事は3名体制で、新卒および中途の目標達成に必要な工数に対して手が足りていない状況でした。
また、23卒から数年ぶりに新卒の採用活動を再開しました。以前は人材紹介のみでしたので、24卒からは新しい手法も使っていきたい、ノウハウを貯めたいと考えていたんです。
そこで「新しいことに一緒に挑戦できるパートナー」、「採用の専門的な知識がありチームと伴走してくれる会社」を探していました。
ー パートナーとして弊社を選んでくださった理由を教えてください。
鈴木 まず柔軟に対応していただけそうと思ったところ。あとは一緒に働くメンバーになるので、お会いした時の印象がとても良かったのが大きかったです。まだ働いてないのに1回会ったくらいで分かるかって話なんですけども(笑)
齋藤 私も同じように思いました。その他に、支援していただく幅が広いなと感じましたね。RPO事業社って、支援していただく内容が決まっていたりパッケージ化されていたりするじゃないですか。一方、弊社は方向転換をすることも多いので、そこを柔軟かつスピーディーに対応していただけそうという面が決め手でしたね。
本社の仮移転先にて。本移転先は2024年7月開業の新複合施設「渋谷アクシュ」です!
ー ありがとうございます。そのほか、弊社にはどのようなことを期待していただいていましたか?
鈴木 私はとにかく採用に関する知識を齋藤と末繁に身につけて欲しいと思っていました。欲を言えば、弊社が持っていない採用+αのノウハウを貯めていけるのではと期待していましたね。
齋藤 私は前職で新卒採用を担当していたのですが、ダイレクトリクルーティングなど今の新しい採用のやり方や歩留まり等をデータ化して採用戦略を練っていくというような知見や経験はなかったんです。その辺りをいろいろと教えていただきたいなと思っていました。
末繁 御社の採用に関するデータを拝見したときは細かい分析に驚きました。私は元々中途採用を担当しており、25卒から新卒採用担当にもなったので、一緒に勉強していきたいなと思っていましたね。
人事の一人として親身なサポートをしていただいた。
本社玄関にて。癒し担当のLOVOT「うりぬしちゃん」と「かいぬしちゃん」。
ー 「ウィーバーに任せてよかった」と思うことはありましたか?
鈴木 今までなかった知識が得られたことと、メンバーの成長を感じたことです。採用って企業として「ヒト・モノ・カネ」という重要な資源の一つを担うものじゃないですか。優秀な人材を取り入れていく中で必要なノウハウを身に付けられたのは非常に良かったと思います。
齋藤 新しい手法や知識をたくさん教えていただけたのは良い変化だったと思います。特に採用4P※を設計する際は非常に勉強になりました。また、データについてもこれまで御社ほど細かく分析をしてこなかったので、KGIを設定してそこからKPIに落としこんで振り返っていくことは絶対に必要なことだと実感しましたね。結果優秀な学生を採用することができ、ご支援いただいて良かったなと思っています。
※採用4P(求職者が企業に魅力を感じる4つの要素のこと。企業が提供できる価値(魅力)を4つの要素に分けて定義する手法。)
- Philosophy( 理念・目的)
- Profession(仕事・事業)
- People(人材・風土)
- Privilege(特権・待遇)
ー 弊社が「期待を上回った」と感じたことや強みだと思うことはありますか?
末繁 私は中途採用の経験はありましたが、新卒採用は今回初めてだったので最初は右も左も分からない状態でした。しかし、御社にダイレクトリクルーティングや媒体の運用、データの使い方などサポートしていただいたおかげで勉強になったことがたくさんありました。スムーズに進められたのかなと思っています。
また最新の学生視点や傾向を共有していただいて、それに紐づいた訴求内容を纏めていただけたのは大変助かりました。ここ数年で学生の考えや求めていることがどんどん変化しているように感じています。私が学生時代に就職活動をした頃とは全く違っていると思うので。
齋藤 御社と一緒に仕事をしていて1番に感じるのは、対法人・取引先という関係性ではなく、弊社のメンバーの一員として親身になって考えてくれていることです。以前、「自社で採用知識やノウハウを培っていき採用力を高めていくことが大切だ」ということをおっしゃっていましたよね。それって弊社のことをしっかりと考えていないと言えないことかなと思っていて。そういったところもこちらに寄り添って考えてくれているのだと感じました。
ー おっしゃる通り、企業の人事の一人だと思って入らせてもらっているので、採用が決まった時は自分のことのように本当に嬉しいんです。おそらく末繁さんは感じて下さっていると思うんですけど…。
末繁 そうですね!内定者さんから入社意思がもらえた時は、「本当ですか?!…よかったぁぁーーー!!!」みたいな、電話でもガッツポーズが目に見えそうな感じで喜びを共有してくださいますよね(笑)
ー そうかもしれないです(笑)
私たちは企業様の“採用代行”ではなく“パートナー”であることを意識して関わらせてもらっています。気軽にご相談していただける関係性を作れていることや、こちらの想いが皆さんに伝わっていることが、とても嬉しく思います。
齋藤 採用以外にもホームページの改善や動画制作、会社のパンフレット制作などまで、多岐に渡って支援していただいていますよね。この幅広さと柔軟性、スピーディーさも御社の強みだと感じています。
ー パンフレット制作は鈴木さんから経営企画部への紹介がきっかけでした。なぜ弊社をご紹介していただけたのでしょうか?
鈴木 御社の採用支援の姿を見て、ぜひ他部署の人にもウィーバーさんと一緒に仕事をしていただきたいという思いで紹介させていただきました。親身になって仕事を進めていただける点や仕事の細かさ、柔軟性、金額面なども含め総合的に判断しました。実際に採用業務で一緒に働いていたとこともあり、スムーズに連携が取れそうと思ったのも理由の一つです。
ー ありがとうございます。では、弊社に対して感じている課題があれば教えてください。
齋藤 改善して欲しいってことではないのですが、やっぱりお忙しそうだなと感じてしまって…。
ー なるほど、それはあまり良くないですね。
ー 一同(笑)
末繁 忙しそうな方だとやっぱり連絡しづらくなることってあると思うんですけど、御社に対して私はあまり感じてなくて。何かあった時に気軽に相談できる環境を作っていただけているからだと思います。
齋藤 忙しいからと言って対応をないがしろにされたことはないですし、むしろこちらには忙しい姿を見せずに丁寧に回答していただけているので、私もついつい気になったことがあればすぐに電話しちゃっています(笑)いつも本当にありがとうございます。
ー こちらこそありがとうございます!忙しさを感じさせてしまった部分は弊社としての体制の課題でもあるので、解決できるようにいたします。そのためにも今日も新しいメンバーを連れてきております(笑)
初めての採用4P構築で自社の魅力を再確認。
ー 実際に弊社と一緒に採用4Pを構築して感じたことはありますか?
齋藤 これまで自社の魅力について理解しているつもりでしたが、実際に言語化してみるとより会社の良さを知るきっかけになりました。
カテゴリ別に大項目・中項目・ターゲットというように弊社の魅力を細分化していき、学生の志向に沿った訴求ポイントを作ることができたと思っています。使う側としても分かりやすく使いやすいです。おそらく求職者の方にとっても響きやすいものになっていると思います。今後は、社内でもブラッシュアップして面接官にも共有し活用していきたいですね。
ー 鈴木さんは会社創業メンバーの一人です。実際に作成した採用4Pについてどう感じましたか?
鈴木 そうですね。採用に対する考えや求める人物像というものは、人事だけではなく各部署や経営メンバーそれぞれ違うと思っています。そこを一致させるためにも、みんなで一緒に作っていくものではないかと見ていて感じました。これからは今ある採用4Pをベースに経営陣をはじめ会社全体で魅力を追加して共通認識を深めていきたいですね。
ー 会社全体で同じ認識を持つということはすごく大事なことですね。
鈴木 これを基に中途用を作っても良いですよね。新卒とはまた違う部分があるので再度構築する必要はありますが、社員が共通認識を持つために作る価値はあると思います。
メディアコンテンツで学生のエンゲージメントが向上。
ー 採用力向上のため、求職者への情報量アップを課題として提案し、ホームページ上の採用コンテンツが不足していたため社員インタビューを実施して記事化しました。完成した記事はどのように活用し、どのような効果がありましたか?
齋藤 インタビューから記事作成、そもそもの採用ページの改善まで一貫して対応していただき、助かりました。記事は社内報で内定者に送っています。記事を読んだ学生からは「すごくやる気がでました!」という声を多くもらっています。
もともと弊社のホームページは採用に関する情報が少なく、そもそもブログのように記事をアップできる仕組みがありませんでした。それを採用サイトのように改善するところをご支援いただき、インタビュー記事のコンテンツをアップして働き方や仕事内容、福利厚生などいろいろな情報を伝えられるようになりました。
末繁 私も会社への理解をより深められるコンテンツになっていると思いました。最終面接を受ける予定の学生には先輩社員との質問会を案内していて、インタビューに出た先輩がいると、ちょっとした有名人になっています(笑)「インタビューのこの部分について教えてください!」など、記事がきっかけで質疑応答が盛んに行われている姿もありました。事前に記事を読んで企業研究をしている学生が多いのか、面接時も記事についての質問が増えてきており嬉しく思っています。
「不動産と言えばジェクトワン」を目指し、より良い人材確保のため今後もお任せしたい。
ー 今後の事業や組織における展望を教えてください。
鈴木 今後の展望としては「アキサポ」の認知度アップとともに会社の成長を目指しています。事業は大きく3つ、ソリューション事業(総合不動産開発事業、街なか再生事業)、リノベーション事業、「アキサポ」というサービス名で展開している空き家事業があります。事業の割合としては、ソリューション事業60%、リノベーション事業35%となっていますが、今後、空き家事業を拡大していきたいと考えています。
空き家問題の解決だけではなく、「不動産と言えばジェクトワン」と安心してお任せいただけるような会社にしていきたいと考えています。
ー 今後、弊社に期待していることはありますか?
鈴木 引き続き採用業務でお手伝いをお願いしたいですね。去年から採用方法を変化させたことによってより良い学生の採用や会社の知名度・信用度が上がってきたと感じています。
やっぱり人が会社を育てていくものだと思っているので、良い人材を確保するためにも、その手法と採用チャンネルを広げていくという部分にご協力いただきたいと思っています。
齋藤 採用って人を採用するだけではなく、コンテンツ作成やSNS運用など多岐に渡る業務じゃないですか。まだまだそこの知見やノウハウが足りないので、ご支援していただきながら今後も学んでいきたいなと思っています。
末繁 会社としても色々なことにチャレンジしていくという社風があるので、26卒は更に変化を加えながら取り組んでいきたいと考えています。私自身、採用のトレンドみたいなところがまだ掴み切れていないので、今後も教えていただきながら成長していきたいです。御社と一緒により良いものを考えていければと思います。
ー 貴重なご意見、ありがとうございます!採用人事パートナーとして、今後も尽力します。最後に、採用支援サービスを選定中の企業に向けて、メッセージをお願いします!
鈴木 柔軟な対応や採用人事の育成など、総合的な支援を必要とされている企業には、ぜひお勧めしたいです。おそらく弊社が他のRPO事業社を選んでいたらここまで柔軟に対応していただけなかったと思いますし、私たち人事メンバーの成長も見込めなかったんじゃないかなと。
採用業務のサポートだけではなく採用人事メンバーの育成にも課題を抱えている企業がいらっしゃいましたら、ぜひウィーバーさんにお手伝いしていただいた方がいいんじゃないかなと思います。
ー 本日は貴重なお話をしていただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
ウィーバー株式会社について
弊社は採用コンサルティング・運用支援、採用力を高めるためのHPリニューアルやSNSコンテンツの制作支援も行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください!
採用&マーケ支援事業部長
┗大学卒業後、大手飲食業にて新規店舗立ち上げ&マネジメントを経験後、人材サービス業界に転身。求人広告営業、IT人材紹介営業、SES営業等の経験後、22年5月にウィーバー入社。採用コンサル&PM、事業開発、マーケティングセールス全般、代表補佐を担当。23年9月より採用&マーケ支援事業部長。